順序が逆だった 2007 9 23

 私が思っていたことは、
安倍氏が首相になるには早すぎるのではないか。
 もし、首相になりたいならば、
長期政権になった小泉内閣で、重要閣僚を経験すべきだった。
 アリバイ的に、首相になる直前に官房長官を経験するというのは、
あまりに急ごしらえで閣僚経験を作ったという印象がありました。
 だから、小泉首相→福田首相→安倍首相というシナリオで、
福田内閣で、安倍氏は、経済閣僚などの重要閣僚を経験すべきではないか。
そう思っていたのです。
 福田氏は高齢なので、長期政権になるとは思えず、
安倍氏は、重要閣僚を経験し、自分の出番を待っていた方が得策だと思えたのです。
 さらに、小泉政権末期には、
いつ、小泉改革の「負の遺産」が噴出するか、わからない状況だったので、
福田氏が小泉首相の後を継いで、小泉政権の残務整理や後始末を終えた後、
つまり、福田氏が小泉改革の「負の遺産」を整理整頓した後、
安倍氏が登場するというシナリオになるだろうと思っていました。
 どうして、安倍氏は、急いでしまったのか。
よく知人と、そういう話題になったのです。
「もしかすると、深刻な持病があって、気長に待てない事情があるからか。
だから、今を逃したら、健康上の理由で、首相にはなれない。
そういうわけで、安倍氏は、急いでいるのか。
それならば仕方ない」
そういうことを知人はよく言っていました。

烏合の衆 disorderly crowd 2004 7 3

 心配していたことが、現実になってしまった。
福田氏が政府を去ると(官房長官辞任)、
政府は、烏合の衆になってしまうだろうと心配していたが、
やっぱり、そうなってしまった。
 福田氏については、政治的な手法が独裁的であるなどの問題があったが、
政権運営は、手堅いものだった。
今の政府は、「羊飼いのいない羊の群」のようだ。
 「烏合の衆」
規律も統制もない群衆、または軍勢。
 烏合とは、烏(カラス)の集まるように規律もなく、
統一もなく集まること(広辞苑)。
(注釈)
 今では(2007年)、小泉政権を賛美する声が多いですが、
その小泉政権ですら、2004年当時、上記のような状態だったのです。












































トップページへ戻る